愛護センターにいる子は『迎えにきてくれたの？』という哀しい勘違いを繰り返して生きている

ものすごく良い子だったりする。無駄吠えしないし噛み付くこともない。でも 持ち込まれてしまった犬たち。もう飼えないのでって置いていかれた犬たち。きょうは６才以上で譲渡希望してもらえていない子たちと会った。

ここに連れてこられる子は 人と接していない期間がある子もいて 警戒心が強いそうだが センターで過ごすうちに本来のなつっこい子に戻るそうだ。

この子はまだ４ヶ月なのに 室内ではとても大人しい。しずかに嬉しそうにしっぽをふってくれて 遊んでくれないとわかると おとなしく伏せている。そんな子だ。成犬の預かり宅が増えないと この子たちは新しい家族との出会いを待てない。

ほかに生後１ヶ月４匹と生後２ヶ月６匹も持ち込まれていた。生まれちゃったからと持ち込まれた命が家族として迎えてくれる人を待っている。
もし犬を飼おうとしている人が身近にいたら 選択肢に愛護センターにいる子も加えられるよう その存在を教えてあげて欲しい。譲渡前講習の受講・家族構成を含め飼育環境の確認など 安易に命を販売する店より手間がかかるけれども 命のやりとりなのだから手間かけて当たり前と思われたら どうか愛護センターから迎えて欲しい。