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テリトリー侵害に憤慨してのガブリエルな学校うさぎ


うさぎの里親募集をしているときに 『噛みませんか?』『トイレはできますか』と質問されることがあり そういうときは『うさぎなので分かりません』とシレっと答えることにしている。めちゃめちゃガブリエルな子だと紹介したのに里親応募してくださった方々からは『あまり噛まなくなりました』とご報告いただくまでに 何回もの『まだ噛まれて流血』というご報告があったわけで。かと思えば めちゃめちゃガブリエルな子なので手離したいと相談された子を預かってみたら全然ガブリエルじゃなかったり。環境の変化でガブリエルになることもあれば その逆も当然あり。または生来の気質でテリトリー侵害には断固抗議する子もいれば 人の手が怖くて怖くてガブリエルという子もいるだろう。学校飼養動物にうさぎを選ぶときに「被捕食動物なので臆病で自己防衛のため噛むのは大いにあり得る」くらいは覚悟のうえ? なわけないか…。

さて 関わっている学校うさぎはテリトリー侵害に憤慨してのガブリエル。ほうき&ちりとりは嫌いみたいなので手で床を掃除する。画像はきょうの傷(地味だが じんわり痛い)。教職員には『馴れたら噛まなくなるか』なんて聞かれたけど答えはNO。あたりまえ。長袖で掃除するほうが吉とお伝えした。いまのところ児童たちは引っかかれたりオシッコかけられたり靴をかまれる程度で済んでいる。児童が噛まれませんようにと祈るばかり。


この小学校の3うさぎ 実は特定の小5男児ペアだけで週の半分は世話している。この子(飼育副委員長)のママを知っているので推測できるのだが 責任感と守らねば意識で淡々とやってくれている(と思われる)。それを誰かに訴えるでもなく さぼる子と違って休み時間に遊べない不公平を嘆くこともなく しかも手抜きせずにやってくれている。頭がさがる。そんな彼につられて他の子がサボらなくなったこともあるようだ。
6年生たちは相変わらず行事優先させられている。うさぎは学校の仲間だよって言うわりには 仲間の命より行事優先させちゃう矛盾ほこたてほこたて。行事を優先させても お世話は誰かがやってくれるだろう意識を育んでしまう可能性大。


思うに 動物愛護(情操教育とかいうヤツ?)の意識は 自宅にペットがいるかどうかは全然関係なく 学校の道徳教育とかは全然役にたっておらず 家庭で育まれる感覚なのだろう。そして 小さきモノを守る意識のある子の背中をみて 他の子が感化されることもあると。ずるい子は さぼっても彼らがやってくれると思うかもしれない。それは間違っているよと学校では教えてはくれない。
学校うさぎ