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川崎市動物愛護センターに収容された茶うさぎは譲渡決定

2012-04-0008 4/16収容 川崎区渡田向町で保護  推定2歳♂
(管理番号2012-04-0008 4/16収容 川崎区渡田向町で保護 推定2歳♂)
画像の茶うさぎは譲渡希望者さんがあらわれてくださいました。なまけもの亭で預かることなく今週中にも新しい生活がはじまります。新しい家族になってくださった方に心から感謝いたします。

さて たまに「即日致死処分かも」とネットに流れてしまい 最終日や前日などに「殺処分になりますか?」「殺処分しないで」といった電話がかかるようです。心配している動物の収容されているセンターが譲渡に前向きかどうか確認のうえで電話してみてください。
そのセンターが譲渡に前向きであるかどうかは ちょっとネット徘徊していただくと分かるかと思います。また見学を受け付けているセンターも多いようですので 実際に訪れて質問することもできると思います。
譲渡に前向きなセンターの職員さんたちはとっても忙しくしていらっしゃいます。生かすために 譲渡につなげるために 健康管理や躾や散歩などなどの仕事が増えて本当に忙しくしていらっしゃいます。そのセンターの仕事を邪魔してまでかける電話かどうか いまいちどお考えいただきたくよろしくお願いいたします。また 飼い主さんから迷子動物の問い合わせの電話がかかりにくくならないよう不要な電話は控えましょう というのは以前から言われている通りだと思います。

もちろん直接譲渡を希望する方は じゃんじゃん電話していただきたいと思います。また 譲渡のための預かりをしたい方が センター登録団体を紹介してもらうために電話するのならば じゃんじゃんしていただきたいと思います。川崎市の登録団体さんも 被災動物の保護が多くなるなかでもセンター収容動物の引き出しを継続していくために 犬猫の預かり宅を常に募集しています。地上性なまけものも小動物の長期預かり宅を常に募集しております。

ここで勘違いして欲しくないのは《譲渡に前向きだからといって全ての収容動物が譲渡処分になるわけではない》ということです。遺棄してもセンターや登録ボランティアがなんとかしてくれると考えるとしたら お花畑すぎる脳みそは捨ててください。
たとえばウサギの場合。野生で怖い思いをしたせいで激しい威嚇と噛みつく癖がつくことがあります。直接その子を引き取って家族として終生を暮らそうと思う方が簡単に見つかるでしょうか。譲渡後に事故がおきる可能性のある子を役所が譲渡対象にすることはありません。
ほんわかして愛らしい子が遺棄された場所で暮らす恐怖から威嚇し噛みつく子に変わってしまう。事故で大怪我をして愛護センターで治療中に亡くなってしまったり 愛護センターではなく衛生局が迎えにくる子もいる。譲渡対象になったとしても預かり宅が飽和していたら… その子の運命は人の都合で決まってしまう。こんな日本でいつまで《ペット》を安易に売り続けるつもりなのかと いつもの愚痴がでてしまうわけですが…。


どうぞ 伴侶動物の逸走に気をつけ 決して遺棄することなく終生をともに暮らしてください。