地上性なまけものβ

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"簡単にペットを買える世の中だけど里親になる"ということ


オレンジ色のネザーランドの男の子といったら問い合わせ殺到かしらと のんきに考えていたのだが 現実はそういうことはない。
店にいけば簡単に安く買える。自家繁殖の里親募集も簡単に引き渡すことがある。それに比べれば保護うさぎの里親応募は 何段階か手順を踏み・個人情報を交換してと わずらわしく感じるということもあるだろう。
日本は 命の売買が衝動的に簡単にできるだけに わずらわしいと感じるようになってしまったのだろう。
けれども 里親になってくださる方は その面倒な手続きは当たり前だと考えてくださる方ばかりだ。そういう方は少数派なので 里親に応募してくださる方も やがては飽和してしまうような気がする。
店で売買するならせめてがっちり手順を踏んで欲しい。簡単に手にはいる方がおかしいと いくつかの審査や手続きがあって当たり前だと みんなが気づけるようにして欲しい。簡単に手にいれて簡単に捨てる。お手軽すぎて何かがおかしいと思う人が増えますように。


1匹売るのには時間がかかるはず。たくさん質問して たくさん説明しなければならないからだ。離乳後に流通ルートにのるまえに飼育経費だってかかるはずだ。離乳段階でペレットを食べだすし室内で散歩もはじめるからケージ積み重ねているだけで繁殖屋はつとまらないはずだ。だから1匹の値段が安いのはおかしい。
輸入してくるほどペットが不足しているわけではない。どの動物も里親募集はたくさんある。日本で暮らすこと自体が虐待になるような珍獣を輸入する必要もない。

ペットの薄利多売・珍獣販売を歓迎してはいないことを私たちが店に教えてあげなくてはいけないのだと思う。