地上性なまけものβ

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諦めたわけじゃなくて…(自分ができる小さなことをやるしかない)

※勢いで書いたままなので のちほど文章をきちんと直します※
学校うさぎ。ケージ飼育のほうが利点がありそうなのだが学校側が却下なのには何か理由があるのだろう。貸しだしていたケージを撤収するにあたり1個だけは学校に置いておくことに成功。職員とケージを解体しているところへ校長がいらしたので「粗大ゴミの回収が明日なので〜今日持って帰りますね〜♪」と朗らかに言ってみたら もったいないから学校でもらおうかしらということになった。ほとぼりがさめたら 7才過ぎて免疫力が低下している女の子だけでもケージ飼育したくなる雰囲気にもっていけたらいいな。
教職員(または教育委員会または文科省)が教材としてうさぎを学校に置いているのをどうこう言うつもりは今はない。ただ 児童には「物扱い」しているのを悟られたらマズイのではないかいう気持ちは常にある。児童の心の育成に「必要だから置いておく」ではなくて「必要だから居てもらっている」と気持ちを切り替えてくれたら難しい話ではないような気がする。

以前にも書いた話であるが ある愛護センター(ちなみに川崎ではない)の所長さんが「大人に道徳を説いて意識をかえるのは難しいから子どもに命を大切にするように教えていかねばならないと考えています」と言っていた。いま動物を遺棄する人間たちの意識を変えることや 業務としてある致死処分の回避を諦めたわけじゃないとは思う。でも諦めたくなる現状があるのもわかる。もう追いつかないのだろう。救いきれないのだろう。だから次の世代は捨てる人がでないようにしようということだろう。

そんなことを所長さんと電話でお話しして 学校うさぎも同じなんだよなと思う。小学校の児童に淡々と見せ続けていければいいなと思う。「びょうきなので びょういんでちりょうしています」と札をさげておくと 通りすがりの児童が「うさぎも病院いくんだ」って驚いてくれる。爪きりしていると「うさぎも爪きるんだ」って驚いてくれる。そのうち小屋にいる私をみかけて「あ うさぎのママがきてる」と児童たちがいいだしたとき 子どものママが子どもを気にかけるように小さい命を気にかける人がいるってことが感覚でわかってくれたような気がした。
いま学校にいるうさぎ飼育に保護者を巻き込んで欲しい。自分が夏休みのとき うさぎたちどうしてるの?って聞いてくる児童が増えることを目標にしたい。そして そっか小さい命も命だよねって 捨てたらダメだよねって 子どもたちが大人に教えてやれと思う。

それにしても学校うさぎの存在は難しい。愛護法の改正で公の施設まで対象となるかどうかで変化があるだろうが とにかく難しい。代替案がない。諦めるわけではないが いま学校にいるうさぎたちの環境が少しでも良くなることを祈って…。