涙小僧

いつも涙目のこいつは少々人間っぽい。
さぁ寝よう と布団にはいって しばらくするとやってくる。人のうえで少し寛いだあと 人の間で枕に頭をのせて川の字の仲間入りして寝る。人のゴハンをなめたがる。猫用の水容器ではなくコップが好き。ごはん炊いた鍋にはった水も好き。
と 思えば やっぱり猫っぽい。
相手が猫なら誰でもジャレていく。だけど 思いきり飛びかかって行くのはボス(真っ黒け)にだけ。女帝には軽くパンチして 機嫌良さそうなら遊んでもらったり毛づくろいしあったり。ことんさんは運動会の相手。
潤滑油のようなこいつは ことんさんと遊びつかれて 女帝とまったりしてる私のところへ休憩にくる。ことんさんは ぐるぐる爆音ひびかせるこいつをジ〜っと見ている。

そんなこんなで女帝は若返った。そして ことんさんが ついに私に話しかけにきた。おそらく「コンビニで買ったヤツ 美味しくないから いつもの買ってきてよ」とか そんな感じ。近寄ってきて 見上げてニャウニャウ言って満足したかのように戻って行った。わたしも満足して いつものフードを買いに行った。