地上性なまけものβ

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とにかくみんないそがしいわけよ

忙しいって公用では避ける漢字らしいよ。
心を亡くすと書くのがイヤなんじゃなくて 単純に「亡」がイヤってことらしいけど...


同伴登校からの帰り道。
ふいに帰路とは反対方向から周り道しようかということになり
学校から歩いていると ふと息子が『猫ちゃんがいるよ』。
いや こんなとこには居ないでしょうと思いつつ近づいていくと
放置自転車のカゴのなかから こちらを見てる猫。
片目は完全に突出して すでに息をしていない。
手ぶらなので とりあえず学校に戻り
環境局に電話してもらったり いらないタオルもらってきて猫をくるまなくちゃ。

ということで 学校に戻り事情を説明する。
教員たちは『え?それ学校と関係ないよね?』という。
え?いやそうじゃないでしょ。
まずは「タオル要る?」とか せめて「新聞紙要る?」ではないのかぃ。
せめてせめて「電話しておきますよ」とか言えないかぃ?
と思いつつ きっとモンスターペアレント関係で繊細になっておられるのでしゃうと
電話帳を借り電話機を借りて 環境局へお迎えを電話で頼む。

お迎えがくるのを確認しようということで
ふたたび現場に戻りながら 息子が『キッチンペーパー買おう』って。
教員に聞かせてさしあげたい。これが子どもの考え方だ。
いそがしくて心をなくした人と子どもの大きな違いだ。
いそいでコンビニでキッチンペーパーを買って待機。

やがて環境局員が到着。
息子が局員にキッチンペーパーをさしだす。
局員さんは面倒そうな顔をせずに受け取ってくれた(感謝)。
そして丁寧にカゴから抱っこして降ろし
じゃんじゃんキッチンペーパーを使って優しく丁寧にくるんでくれた(感謝)。
まだ事故から間もないですよと説明されて
息子が思わず『ごめんね もっと早く来てあげてたら』と。
朝から別件で涙腺がゆるんでいたので あっさり決壊...。

道路に置きっぱなしにしなかったとはいえ
放置自転車のかごに入れるっていう神経がわからない。


どうかどうか 放置しないでください。


子どもは不思議がっている。
死んじゃったのに大騒ぎしてないね。
大騒ぎしてるのは自分とママだけだねって。
人間の交通事故では おまわりさん来たり
みんな立ちどまったりして大騒ぎなのにねって。


交差点