みあげる真っ黒け

最近の女帝は あまりにも私がうろうろうろうろ動き回っていると にと〜っと座っている娘に近づき顔を見つめて「いいよね？」みたいなオーラをはなったのち おもむろに娘の膝でくつろぐ。ということをするようになった。あまりにも娘の撫で方が気にいらないと くしゃ〜っと威嚇して去っていくが女帝らしい。
女帝は自宅と膝以外はあまり興味がないので(夜は別だが) じっとしている膝が出現するまで自宅で待っている。待つ女 というには威厳がありすぎるが。
真っ黒けは そういうことはなくて 私のうろうろが終わって台所のカウンターチェアに座って珈琲のみだして ふと下をみるとヤツがみあげていた…的なサスペンスちっくな男なのだ。トイレからでたらドアの前にいて あやうく踏みそうになる…という後追い男でもある。で 空気が読める男なので 居間で私が座っても 女帝が自宅で寝ていることを確認しないと近づいてこない。玄関があくと見に行く習性があるけど もしかして誰か迎えにくるのを待ってるとかかな。